天体を使った通信
流星散乱通信(流星バースト通信)
流星によって引き起こされる電離空間によって、周波数の低い電磁波が反射されることを利用した通信方法。定期的に落下する宇宙塵によるものである為、平均して10秒に1.5秒間の通信が可能らしい。
過去に軍事利用もされていたこともあったが、衛星通信が可能になるにつれ下火になっていた模様。
科学的利用としては、通信がメインではなく、逆に流星を観測する為に反射が利用されている。
月面反射通信
月面から反射する電波を利用して通信を行う方法。月の反射率が低いことなどもあり減衰が激しく、それなりに大規模な観測施設が必要。またそれに加え、ドップラー効果も通信を難しくしている。
第二次世界大戦などでは、通信の傍受などの防衛目的で利用されたこともあったようだが、現在ではアマチュア無線などで利用されることが多い。
SFでもたまに、通常は電波が届かない地域からの衛星を介した非常通信として利用されている所を観かけることがある。